アバター

これまで、手書きの温もりでしか、有機的な世界は表現しきれんかったが、CGで極限まで有機感を表現できた唯一無二の作品だと思う。スターウォーズが無機質に思えるくらい素晴らしい作品だった。テーマのチョイスも、ストーリーの解り易さもジブリのように国民性(強いては地球規模)が意識された秀作。これはとてもエコecoな作品なのだが、経済成長めぐるましい中国では、この反戦争、反環境破壊を訴える先進国(もうこれらのことは経験済み)が作った、この映画の公開規模を縮小するようで、なんとも悲しい気持ちになるけど、これが本質なんだと思う。繰り返される歴史。蘇る(肥大化する)人間の欲望。