継承

本年度開始から約半年間もの間,ある中堅社員の経験,知見を盗みとることを意識して,仕事へ取り組んできた.それは,あと3ヶ月くらいで他部署へ異動する中堅社員A(自分より10年先輩)の代わりを自分が務めなければいけないからだ.しかし,まだまだ吸収量が足りない.
他の方々の大半も,入社3年目の私にはまだその先輩社員の代替はできないであろうと考えている.自分でも,10年ものキャリアの差を埋められる程の実力は,まだ無いと思う.
しかし,本気で代わり育てないと所属部署が成立しないため,後継者不在の危機的状況を打開すべく,私に期待をよせてくれている方々もいるのも事実.正直とても嬉しいので,なんとか期待に答えたい.あと3ヶ月で,10年ものキャリアを埋めることは,絶対にできないが,反対票に乗じて,逃げるのではなく,賛成派に喚起して,少しでも引継ぎに繋がる業務にチャレンジしたい.今日はその気持ちでいっぱい.
反対派の反対理由は,主に次の2点.ひとつは,経験不足なので,任せられないと考えていること.もうひとつは,私のレベルにあった現状業務を続けて欲しいことの2点である.自分の気持ちは,1点目の経験量や,実力の差を少しでも埋めるために,中堅社員Aの業務に直結する業務に今すぐにでも取り掛かりたい.そのためにも,先ずは2点目の現状業務の早期フィックスと,引継ぎ者の選定,引継ぎ作業の実施が必要.
その実現のための現実的な策が未だ思い浮かんでいないので,明日中に,本気でなんとかしなければ,自分にある後継の話が無くなりそうな状況である.直ぐには,継承できないのは全くもって間違いないが,だからと言って逃げるのは違うと思う.なんとしてでも挑戦したいので,明日は現実的な策を考えることに全力を注ぎたい.なんとかチャレンジできるよう(反対派を説得できるよう
),現実的な策をひねり出したい.本気で後悔したくない.だから,今日はもう寝る.